これって「とびひ」?子供の鼻のカサブタは要注意のサイン!

 

子供の皮膚トラブルでよく聞く「とびひ(伝染性膿痂疹)」は、全身に水疱ができ、急速に症状が広がるので早めの対策が大切な病気です。

とびひを発症してしまったときは、悪化させないための家でのケアがとても大切です。そんな「とびひ」の原因と対処法をお伝えします。

 

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1.「とびひ」とは?

「とびひ」は、実は「伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)」という病気の俗称です。その由来は一度発症すると火事のようにどんどん広がっていくことに由来します。 

1-1.とびひの原因と特徴

とびひは、皮膚に感染した黄色ブドウ球菌が出す毒素が原因です。

 

あせも・虫刺され・湿疹などをひっかいたりしてできた小さな傷口に、黄色ブドウ球菌が入り込んで感染することによって発症します。

 

その毒素が皮膚に水疱(すいほう)を作り、表皮が破れていきます。黄色いじゅくじゅくした膿を作ることもあります。

水疱が破れると、中にいるブドウ球菌が周囲の皮膚に次々と飛んでいき、新しい水疱を作っていきます。ちなみに、発熱などの症状はほとんどありません。

 

1-2.とびひになりやすい時期は?

とびひは、1~6歳の頃になりやすいと言われています。

また、季節では夏に多いと言われていますが、最近は冬でも暖房があり、赤ちゃんを厚着させていることから年中とびひになる可能性があります。

 

1−3.子供の鼻を見てみよう

とびひの原因となる黄色ブドウ球菌は、ヒトなら誰でも持っている菌(常在菌)です。特に鼻の穴にいると言われています。

そして、子供(特に小さい子)は、穴があると触って中を確かめたいようで、自分の鼻の穴に指を突っ込んでクリクリいじってしまいます。

こうしていじっていると、子供の薄い皮膚は爪で傷つきカサブタをつくります。そんな傷やカサブタがあると、黄色ブドウ球菌がどんどん増殖して、とびひの感染源になっていきます。

 

もし、鼻の入り口に傷やカサブタを見つけたら、体もチェックして怪しい水疱がないか見てみましょう!

 

2.とびひの治療は何をする?

気をつけていても、とびひにかかってしまうことはあります。しかし、とびひは早めに治療を開始して、黄色ブドウ球菌に効く塗り薬を使い、そして体を適切にケアすることで比較的簡単に治ります。

3-1.とびひの治療薬

とびひの治療は、塗り薬が基本です。

フシジン酸ナトリウム(商品名、フシジンレオ軟膏)、テトラサイクリン系またはニューキノロン系抗菌薬の軟膏(商品名:アクアチム軟膏など)を、1日3~4回塗っていきます。

そして重症の場合は、抗菌薬の内服も併用します。

 

また、とびひはかゆみが強く、掻きむしると悪化します。掻きむしらないようにかゆみ止めとして抗ヒスタミン薬の内服を併用することもあります。

 

3-2.体のケア方法

とびひを早く治すには、治療中の体のケアがとても重要です。

 

● 皮膚を掻いたり、いじったりしない

とびひは、患部を触った手を介して症状が体のあちこちに広がることがあります。

 

患部はガーゼなどで覆って触らないように注意し、引っ掻かないよう爪を短めに切るようにしましょう。

 

● 皮膚を清潔に保つ

皮膚を清潔に保ち、原因となる菌を減らすことはとても重要です。入浴の際は、湯船に入るのは控えてシャワーにするほうが良いとされています。

 

体を洗うときは、石鹸を使用しても問題ありませんが、ゴシゴシこすらず優しくそっと洗いましょう。

 

とびひは水疱が破れて出る浸出液によって、他の人にうつる事があるので、タオルの使い回しは厳禁です。

また、厚着は控えて涼しい場所で過ごすと、治りが早くなりますよ。

 

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3.とびひの予防方法

とびひは何度でもかかる病気です。しかし、予防すればとびひにかかる確立をかなり下げることができます。

かゆくてつらい「とびひ」に再びならないためにも、予防方法をしっかり覚えておく必要がありますね。

 

3-1.日頃から皮膚を清潔に保つ

とびひは、皮膚が弱ったり傷ができたりした時にかかりやすい病気です。皮膚は常に清潔にして、傷を作らないように爪なども短く切っておくことも大切です。

 

3-2.鼻をいじらない

ヒトの鼻の穴は、とびひの原因となる黄色ブドウ球菌の温床です。

鼻をいじった手で体を掻くと、とびひになることがあるので注意が必要です。子供が鼻の穴に指を突っ込まないよう、親が注意することも必要ですね。

 

3-3.空調や服装を調節する

とびひは本来、汗をかきやすい夏によくみる病気です。しかし、最近は冷暖房が充実して冬にもみられるようになりました。空調は汗をかかない程度の適温に設定しておきましょう。

また、冬の着膨れして汗をかいてしまうような服装は避けましょう

 

4.まとめ

とびひは、悪化する前に早めに治療すること、そもそもかからないために予防することがとても重要です。

悪化すると、黄色ブドウ球菌の毒素が血液中に入ることで、ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群(SSSS)という高熱・皮膚が真っ赤に腫れて入院を必要とする病気に発展しかねません。

常に清潔にすることを心がけて、もし鼻のカサブタや体の水疱に気づいたら、早めに病院へ受診しましょう!

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