乳児湿疹で『ステロイド』が処方された!使っても大丈夫?

 

乳児湿疹が気になって、皮膚科や小児科を受診したら保湿剤と『ステロイド』の塗り薬が処方された!

使ったほうが早く治るとは思うけど、ステロイドだし副作用が心配・・・本当に使わなきゃダメなんでしょうか?

そんな疑問を解消するための、乳児湿疹のケア方法とステロイド外用剤の使い方についてまとめました。

 

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1.乳児湿疹ってなに?対処法は?

1-1.乳児湿疹とは

乳児(1歳未満の子)の時期は皮脂の分泌が非常に活発で、皮脂が毛穴に詰まることによる「脂漏性湿疹」といわれる湿疹が起きやすいと言われています。また、赤ちゃんの皮膚は角質が薄くバリア機能が低下し乾燥しているため、湿疹の悪化原因になりやすい状態でもあります。

 

このような『脂漏性湿疹』や『皮膚の乾燥』が重なると、赤ちゃん特有の『乳児湿疹』がおきやすくなります。

乳児湿疹って、赤ちゃんの肌が赤くなってかゆそうで、見ているこっちが心配になりますよね。

 

でも大丈夫。毎日のケア』を正しく行えば、大体2~4週間で良くなります。

 

1-2.乳児湿疹のケア方法

ケア① 肌を清潔に保つ

乳児湿疹を治すためには、肌を清潔に保つことが大切です。

毎日のお風呂では、乳児用の弱酸性の石鹸、ボディソープなどを使ってあげると良いでしょう。その際、しっかり泡をたてて、指の腹を使って優しくこするように洗いましょう(爪はたてないように)。

お風呂上がりは乾燥するので、保湿も忘れずに!

 

ケア② 保湿をしっかりする

白色ワセリンとヒルドイド

乳児湿疹のケアには保湿が欠かせません。

症状が軽いときには、市販のベビーローショなどを使うと良いでしょう。

症状がある程度重いときは、処方された白色ワセリン(プロペトなど)や、ヘパリン類似物質(ヒルドイド、ビーソフテンなど)を使用しましょう。

 

保湿の回数や量の目安は「肌がしっとりするまで」こまめに使うことが重要です。擦りこまないように優しく塗りましょう。

 

2.乳児湿疹にステロイド外用剤は必要?

肌を清潔に保ち、保湿剤を使っていても、このように乳児湿疹が悪化してしまうことはあります。そんなときに、皮膚科や小児科でステロイド外用剤が処方されるときがあります。

 

「ステロイドは怖いから使いたくない!」という方も、ちょっと待って!

まずは、ステロイド外用剤が処方される理由をしっかり理解してから、判断しましょう。

 

2-1.乳児湿疹がひどいときは『ステロイド外用剤』を使う

ステロイド外用剤を使う理由は、保湿ではなく、皮膚の炎症を落ち着かせるためです。

乳児湿疹がひどくなると、皮膚が炎症をおこして赤く腫れたり、ガサガサ・ジュクジュクしてかゆみがでることがあります。すると、赤ちゃんは痒くて掻いてしまい、さらに湿疹が悪化するという負のスパイラルに陥ってしまいます。

 

ひどくなった乳児湿疹では、保湿剤だけ塗っていてもなかなか治りません。

 

そのような、ひどくなった乳児湿疹には炎症が落ち着くまでの短い間、ステロイド外用剤が使用されることがあります。『これ以上皮膚トラブルを悪化させないために、火消しの役目としてステロイド外用剤を使う』と考えればわかりやすいですね。

 

副作用も、適切な強さのステロイド外用剤を1~2週間使用する程度では、ほとんど問題になりません。

 

もちろん、処方する医師も親の反対を押し切ってステロイド外用剤を処方することはできません。しかし、ステロイドの効果・副作用・使用期間の説明を聞いて、正しく理解することは必要です。

 

関連記事 ステロイド外用剤(塗り薬)の副作用は誤解だらけ?薬剤師がくわしく解説!

 

2-2.ステロイドを顔に塗っても大丈夫?

赤ちゃん

顔にできた乳児湿疹にもステロイドを塗っていいのか、気になりますよね。

結論から言うと、ステロイド外用剤を顔に塗っても問題ありません。

 

ただし、体に塗るステロイドを勝手に顔に使ってはいけません。なぜなら、顔は他の部分よりステロイドの吸収が良いので、顔に塗るためのステロイド外用剤は、体に塗るものより弱いステロイドを使うことが多いからです。

 

顔に塗るステロイド外用剤は、顔用に処方されたものを塗りましょう。

 

ロコイド(ロコイダン)軟膏などが、乳児湿疹の顔に塗るステロイドとしてよく処方されます。

 

2-3.保湿剤とステロイド外用剤の使用順は?

保湿剤とステロイド外用を併用するときの順序は、①保湿剤 → ②ステロイド外用剤の順に塗りましょう。

この理由は、まず保湿剤で肌を潤してあげた後、必要な量のステロイドを必要な範囲にだけ塗ることで、過度にステロイド剤を塗り広げることを防ぎ、肌への負担を減らすためです。

ただし、乳児湿疹がひどい場合などには、①ステロイド外用剤 → ②保湿剤の順番に塗るよう指示される場合もあります。

 

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3.まとめ

乳児湿疹は、毎日の正しいケアで治ります。

しかし、悪化して赤く腫れていたり、ガサガサになっていたり、ジュクジュクしている場合は炎症を抑えるためにステロイド外用剤を使用することがあります。

ステロイド外用剤を(効果・副作用含めて)正しく理解しないで拒んでいると、大切な赤ちゃんにずっとかゆい思いをさせるだけかもしれません。

 

ステロイド外用剤が処方されたら、「なぜステロイドを使うのか」、「どのくらい使うのか」、「いつ止めるのか」というような基本的な説明をよく聞いて理解し、正しく薬を使うことが大切ですよ。

 

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