
「子供が重くなって、前用チャイルドシートに乗せるのが大変!」
そう感じたら、チャイルドシートの後ろ乗せ用を検討する時期かもしれません。
でも、リアチャイルドシートって、おしゃれなものから簡易的なものまで色々種類があってめっちゃ迷いますよね。
それに、一言でチャイルドシートと言っても、安全面や機能面でかなりの差があるし、取り付ける自転車の種類によっては違反になってしまうこともあります。
この記事では、そんな悩める子供の自転車後ろ乗せを考えている人向けに、『リアチャイルドシートおすすめ5選とその選び方』をご紹介します。
- 目次 -
1.後ろ乗せチャイルドシートの選び方
自転車用チャイルドシートは、安全に使うために適正身長・年齢・体重が決められています。まずは、自転車や子供の体重・身長に合ったチャイルドシートの選び方をご紹介します。
1-1.後ろ乗せシートは何歳から?

自転車用チャイルドシートは使える年齢が決まっています。
後ろ乗せチャイルドシートは『6歳未満』、前乗せチャイルドシートは『4歳未満』なんです。
チャイルドシートに乗車できる幼児は、道路交通法で6歳未満と定められています。ただし、フロントチャイルドシートは道路交通法を遵守した製品基準として、SG規格で4歳未満と定められています。(引用:ブリジストン)
つまり、3歳までには全員が後ろ乗せチャイルドシートに変更する必要があります。
ちなみに、最近の後ろ乗せチャイルドシートは1歳から乗せられるよう設計されていますが、1歳で後ろ乗せは転落の危険もあるのでおすすめしません。
安全面を考えると、『2歳半~3歳』を目安に後ろ乗せチャイルドシートに変更するのが良いですね。
1-2.自転車に『BAAマーク』や『幼児2人同乗基準適合車マーク』がついているか確認

チャイルドシートの後付けを検討している場合は、自転車に『BAAマーク』や『幼児2人同乗基準適合車マーク』がついているか確認しましょう。
電動あり・なし問わず、BAA基準を満たした子供乗せ自転車ならチャイルドシート取り付けに問題はありません。
また、フロント・リアともにチャイルドシートを取り付ける場合は、『幼児2人同乗基準適合車マーク』が自転車についているか必ず確認しましょう。
自転車安全基準に適合した自転車に貼付されるのが、BAA(BICYCLE ASSOCIATION(JAPAN)APPROVED)マーク「自転車協会認証」です。(引用:BAAマークとは?)
幼児2人同乗用自転車とは?
幼児2人同乗用自転車とは、強度、制動性能、駐輪時の安定性、フレーム等の剛性、走行中の振動防止、発進時の安定性など、幼児を2人乗せても安全に走行できる自転車のことです。このような安全基準を満たす自転車であれば、幼児(6歳未満)2人を乗車させることができます。
幼児2人同乗用自転車には、運転者のための乗車装置と幼児用座席2つを設けるために必要な、特別の構造又は装置を有しています。安全性について認証された自転車には、「BAAマーク」又は「SGマーク」と、「幼児2人同乗基準に適合していること」を示すシール等が付いています。(引用:京都府警察)
幼児2人同乗用自転車ではない自転車で、幼児2人を幼児用座席に座らせると違反になってしまうので気をつけましょう。
もし、『BAAマーク』や『幼児2人同乗基準適合車マーク』がついていないなら、自転車の買い替えも検討したほうがいいですね。
たとえば、『サイクルベースあさひ 』ならネット価格で購入して、きちんと整備されたものをお店で引き取る事ができます。
最近の自転車ネット通販は便利だし、安いしおすすめです。(我が家も『サイクルベースあさひ 』で電動自転車購入しました)
1-3.シートベルトは5点式が安全
シートベルトは子供が転落しないために必須です。
そこでおすすめなのは『5点式』のベルトです。
こんな感じで肩2本・腰2本・股1本でガッチリ固定するので、子供がリアシートで寝てしまったときもずり落ち防止になります。
また、いたずらして簡単に外せるタイプでは意味がないので、子供が外しにくい形状を選びたいですね。
1-4.ヘッドレスト・フットガードは必須
安全面から、『ヘッドレスト』と『フットガード』は必須です。

ヘッドレストは万が一転倒したときにも側頭部と後頭部を守ってくれるので安心。

フッドガードは子供の足の巻き込み防止のために必ずつけておきたいですね。
1-5.子供が乗らない時は買い物かごになるタイプが便利

後ろ乗せチャイルドシートは、子供が乗らない時に『買い物かご』になるタイプがあります。
実際、これはかなり便利!
買い物でちょっとしたものを放り込めます。
うちの妻も、チャイルドシートは買い物かごになるタイプを選びました。
2.後ろ乗せチャイルドシートおすすめ5選!
2-1.BRIDGESTONE(ブリヂストン)チャイルドシート ルラビーデラックス2 リヤ用 RCS-LD4

- 適用年齢:1歳以上6歳未満(2歳以上を推奨)
- 適用体重:体重22kg以下(クラス27後ろキャリヤ使用時)
- 適応車種:24~27型の後ろキャリヤを装着したシティ車
- 重量:約4.5kg
- 座り心地の良いソフトクッション採用
- ヘッドレストは高さ調節可
- フットガードは2段階調節
- 5点シートベルト(ステンレス製バックル)
- 成長に合わせて座面を広げられる
- 買い物かごになる簡易荷物ガード付
BRIDGESTONE(ブリヂストン)のルラビーデラックス2リアチャイルドシートです。
ブリジストン以外の自転車にも取り付けOK、1歳以上6歳未満に対応しています。
大型のヘッドレストと2段階調節できるフットガードを採用し、クッション性の高い座面を使用、耐久性の高いシートベルト、買い物かごにもなるハイスペックモデル。
買い物かごは少々すき間がありますが、荷物を買い物バッグに入れて乗せれば全く問題ありません。
背中のリクライニング板を外して(クッションは再度装着できます)シートスペースを広げることもできるので、成長に合わせて長く使えそうですね。
2-2.OGK ヘッドレスト付デラックスリヤキッズシート RBC-007DX3

- 適用年齢:1歳以上6歳未満(2歳以上を推奨)
- 適用体重:体重21kg以下(クラス25後ろキャリヤ使用時)、体重22kg以下(クラス27後ろキャリヤ使用時)
- 適応車種:22~27型の後ろキャリヤを装着したシティ車
- 重量:約3.8kg
- ヘッドレストに衝撃吸収パッド採用・高さ調節可
- フットガードは2段階調節
- 背中のムレを防ぐオープンエアタイプ
- 5点シートベルト(プラスチック製バックル)
- 買い物かごになるタイプ
OGKのデラックスリアチャイルドシートです。
色々な自転車に取り付けでき、1歳以上6歳未満に対応しています。
大型のヘッドレストと2段階調節できるフットガードを採用し、通気性も抜群、買い物かごにもなる、トータルでバランスの取れたチャイルドシートです。
また、買い物かごになるタイプの中では『かご柵とシートのすき間』が狭いので、しっかり荷物を乗せたい方にもおすすめです。
2-2.OGK ヘッドレスト付コンフォートリヤ子供乗せ RBC-011DX3

- 適用年齢:1歳以上6歳未満(2歳以上を推奨)
- 適用体重:体重20kg以下(クラス25後ろキャリヤ使用時)、体重22kg以下(クラス27後ろキャリヤ使用時)
- 適応車種:22~27型の後ろキャリヤを装着したシティ車
- 重量:約4.4kg
- ヘッドレストに衝撃吸収パッド採用・高さ調節可
- フットガードは4段階調節
- 5点シートベルト(プラスチック製バックル)
- 全7色のカラー展開
OGKのコンフォートリアチャイルドシートです。
色々な自転車に取り付けでき、1歳以上6歳未満に対応しています。
大型のヘッドレストと4段階調節できるフットガードを採用しており、こちらは買い物かごにならないタイプ。
カラーも豊富で、ブラック、ブルー、オレンジ、レッド、ピンク、グリーン、ブラウンの全7色展開です。
スマートな見た目にこだわる方にはこちらがおすすめです。
2-4.BRIDGESTONE(ブリヂストン) チャイルドシート リア用 RCS-S1

- 適用年齢:1歳以上6歳未満(2歳以上を推奨)
- 適用体重:体重22kg以下(クラス27後ろキャリヤ使用時)
- 適応車種:24~27型の後ろキャリヤを装着したシティ車
- 重量:約3.1kg
- ヘッドレスト一体型(高さ調節不可)
- フットガードは2段階調節
- 5点シートベルト(ステンレス製バックル)
- シートベルトは3段階に高さ調節可
BRIDGESTONE(ブリヂストン)のリアチャイルドシートです。
ブリジストン以外の自転車にも取り付けでき、1歳以上6歳未満に対応しています。
大型のヘッドレストと2段階調節できるフットガードを採用しており、こちらは買い物かごにならないタイプ。
シート一体型のためヘッドレストの高さ調節はできませんが、シートベルトの高さを3段階に変えることで子供の成長に対応可能です。
そしてシート重量が3.1kgと、他のチャイルドシートと比較してかなり軽量なところがポイント。電動ではない軽快車(ママチャリ)ならこちらも選択肢としておすすめですね。
2-5.HAMAX(ハマックス) カレス(キャリアータイプ/リア用)

- 適用年齢:1歳以上6歳未満(2歳以上を推奨)
- 適用体重:体重22kg以下(クラス27後ろキャリヤ使用時)
- 適応車種:24~27型の後ろキャリヤを装着したシティ車
- 重量:約4.6kg
- ヘッドレスト一体型(高さ調節不可)
- フットガードは多段階調節OK
- シートリクライニング機能付き
- 3点シートベルト(ステンレス製バックル)
国産メーカーは機能性・安全性ともに優れていますが、おしゃれな海外メーカーで選ぶならこのHAMAX(ハマックス)がおすすめです。
市販の様々な自転車にも取り付けでき、1歳以上6歳未満に対応しています。
乗り心地を考慮してシートにサスペンションを搭載、シート角度を調節できるリクライニング機構付きです。
自転車で長距離移動する方、おしゃれな見た目・安全性・機能性にこだわりたい方におすすめです。
3.後ろ乗せシートと一緒に『ドレスガード』『両立スタンド』『レインカバー』を用意しよう
3-1.スポーク外傷予防に『ドレスガード』
スポーク外傷ってご存知ですか?
スポークとは、自転車の車輪の中心部から車輪の枠(リム)に放射状に延びている針金状の部品のこと。そこに足が触れてしまうことでおきるケガのことです。
スポーク外傷は、子供を自転車の後部荷台に取り付けた幼児座席(チャイルドシート)や直接荷台に乗せて走行している際などに、子供の足が後輪に巻き込まれて負うケガを指します。
多くは軽い擦過傷(すり傷)で済みますが、中には足の甲や踵からアキレス腱など広範囲の擦過傷や皮膚の縫合が必要な裂創(切り傷など)やねんざなどを負う例もあります。(引用:政府広報オンライン)
スポークス外傷を甘く見ていると、思いがけず大きな怪我に発展してしまうこともあるんです。
ぜひ、子供の大事な足を車輪から守るドレスガードを自転車に装着しましょう。
3-2.転倒防止に『両立スタンド』
片足タイプのスタンドは、転倒しやすいので子供乗せにはとっても危険!
自転車用チャイルドシートを使うなら、必ず『両立スタンド』を使用しましょう。
片足スタンドの軽快車(ママチャリ)にチャイルドシートを取り付ける場合は、必ず両立スタンドに交換しておきましょう。
3-3.雨・防寒に必須の『レインカバー』
自転車のチャイルドシートには、雨や風をしのぐための『レインカバー』は必須です。
レインカバーって、割と値が張るんですよね。でも、なかなか試すことも出来ないし・・・。
そんな時は、安めのカバーをお試しで購入してみてはいかがでしょうか?
うちはAmazonで999円のレインカバーをお試しで買いました。
激安なので、壊れても財布も傷まないし、次回は気になった点を解消してくれるしっかりしたレインカバーを見つけやすくなると思います。
4.まとめ ~きちんと選んで快適な自転車ライフを~

自転車用のリアチャイルドシートおすすめ5選をまとめてみましたが、気になるシートは見つかりましたか?
我が家は『ブリヂストン:ルラビーデラックス2 RCS-LD4』を購入しました。
選んだポイントは、
- ヘッドレストがしっかりしている
- 簡易買い物かごになる
- シートのクッション性が優れている
- シートベルトがしっかりしている
この全てがそろっていたからです。
OGKも良かったんですが、シートのクッション性が劣ることと、シートベルトバックルが『壊れやすそう、子供でも外せそう』なのでパスしました。
ちなみに、ルラビーの取り付けは近所のサイクルベースあさひで1200円。自転車はパナソニックのギュットミニですが、ブリジストンのルラビーデラックス2も問題なく装着できました。
みなさんも、ぜひ長く使える1台を見つけてくださいね。
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