
インスリンの保管は暑いところに置かないのが基本です。
猛暑の炎天下にインスリンを持ち出さなきゃいけない時は、普通なら保冷剤にくるんだり、クーラーボックスに入れたり工夫しないといけません。でも、それってとっても面倒くさい!
色々なインスリンクーラーの中で保冷剤不要で使い勝手がよく、真夏の車の中でもインスリンを守ってくれた『FRIO(フリオ)』が素晴らしかったので、使用感をレビューします。
- 目次 -
1.インスリンクーラー『FRIO(フリオ)』とは

保冷剤不要のインスリンクーラー『FRIO』。
何の変哲もない袋に見えますが、保冷剤を使わず、水に5分間浸けておくだけでインスリンの温度上昇を防いでくれる凄いやつです。ちなみに、FRIO(フリオ)とは、スペイン語で「冷たい」という意味だそう。
FRIOのスペック
- 摂氏37.8度の継続的な炎天下でも45時間保冷効果(18~26°C)が持続
- ケースを冷蔵する必要なし、5分間水に浸すだけで保冷剤が活性化、繰り返し再使用可能
- 米国FDA(米国食品医薬品局)販売認可
(引用:Amazon)
では、実際に使ってみましょう!
2.FRIOの使用方法
2-1.FRIO使用前

使用前は見ての通りペッタンコです。
こんなもんがどうやってインスリンを冷やすのか、全く想像できないですよね。
実は、この内袋に秘密があります。ここには吸水ビーズ(おむつの吸水素材とかに使われている感じのやつ)が入っていて、水に浸けるとめっちゃ膨らむんですね。今は乾いているのでパリパリしてますが。
吸水ビーズが膨らむと、外気の温度上昇を遮断して、かつ気化熱*でインスリンも冷やしてくれるって訳なんです。これ、結構画期的だと思いません?
*気化熱:液体が蒸発する時に周りの温度をうばっていく現象。風呂上がりに服を着ないと、寒くて風邪をひくアレですね。
2-2.5分間水に浸ける

内袋だけを5分間水に浸けます。
すると・・・
しっかり吸水されて膨らみます!

5分以上水に浸けると、パンパンに膨らみすぎてインスリンを入れづらくなるので注意。
吸水前と比較すると全然違いますね~。

ちなみに、水から取り出した後、表面をささっとタオルで拭いて少し置いておけば内部もサラサラに乾いていくのでインスリンが濡れる心配もありません。
2-3.インスリンを入れて外出!

僕の持っているFRIOは、2本入るタイプなのでアピドラとグラルギンを入れて外出します。
(ちょっと長いこと水に浸けすぎてパンパンになりました 笑)
実際に炎天下の車中に置いても、2~3時間は問題なくインスリンを冷やしてくれるので、キャンプや海水浴など、アウトドアで大活躍してくれます。
3.全てのインスリンユーザーにオススメ!

インスリンは熱に弱く、だいたい42℃以上で失活(効果がなくなる)します。
炎天下の外出先では、車の中・カバンの中でも相当高温になる場合がありますよね。
クーラーボックスは持ち運びが大変だし、保冷剤は1回使ったら次使うには冷凍庫で凍らせないといけないし、どちらも外出には不向きです。
FRIOなら、いつでも簡単にインスリンをちょうどいい温度で保管できるようになるので、そんな心配をする必要が無くなります。そういう、ちょっとしたストレスから開放されるのも、インスリンユーザーにとってはメリット大きいですよね。
気になった方は一度試してみてください。きっと気に入ると思いますよ。
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