
海外旅行に必須の医療保険。
クレジットカードに付帯する海外旅行傷害保険で、海外旅行の医療費をほとんどカバーできるってご存知ですか?
実際、私が個人旅行するときは海外旅行保険に入らず、保険が自動付帯のクレジットカードを数枚持って行くことで十分な補償額を得ていました。
そんなクレジットカード付帯保険の補償内容で、いちばん重要なのは『傷害・疾病治療費』です。なぜかというと、『傷害・疾病治療費』=『海外旅行の医療費』だから。
一番緊急性が高いのが医療費ですよね。もし、旅行先で医療を受けて請求された額(数百万円かかることも)を支払えなかったら・・・。楽しかったはずの旅行が一転、借金人生に転落してしまう可能性もあるので『傷害・疾病治療費』は一番重要です。
そして、クレジットカードの「傷害・疾病治療費」補償額は合算が可能です。
自動付帯保険のカードを2~5枚用意しておけば、合計300~1000万円の医療補償になるので、海外旅行のたびに旅行保険に加入しなくて済むようになります。
海外旅行保険に支払っていた保険料を買い物や宿泊代に当てることもできますね。
それでは、海外旅行傷害保険が自動付帯になるおすすめクレジットカード8選(年会費無料~格安のカード)をランキング順でご紹介します。
- 目次 -
1.海外旅行保険が自動付帯のクレジットカードベスト8!
海外旅行保険の『傷害・疾病治療費』が自動付帯、『年会費無料または格安』のクレジットカードをランキング形式でご紹介します。
第1位:エポスカード

- 年会費:永年無料
- 海外旅行保険:自動付帯
- 傷害・疾病治療費:傷害200万円、疾病治療270万円
- キャッシュレス診療:対応
- 家族特約:なし
- 家族カード発行:不可
- 緊急医療アシスタンスサービスあり(24時間いつでも日本語で対応)
- その他:賠償責任2000万円(免責なし)、携行品損害20万円(免責3000円)、カラオケ・レストランなど優待店舗が10,000以上
エポスカードは間違いなく発行すべきナンバーワンのカードです。
エポスカードのメリットは、年会費無料なのに、海外旅行保険自動付帯、傷害・疾病治療費が傷害200万円、疾病治療270万円まで補償されるという点です。
この補償額は、他の年会費無料のクレジットカードの中で最高額です。
逆にデメリットとしては、家族特約なし(子供や配偶者は補償対象外)、家族カード発行不可、買い物補償が無いところです。
家族特約がないのは残念ですが、年会費無料なのでこれ以上を求めるのも酷ですね。18歳以上なら誰でも申し込めるので、家族全員が1枚ずつ持っていると安心です。
また、買い物補償は他の買い物用のカードを使えばいいのでそれほど問題にはなりません。
エポスカードはカード発行に関してデメリットが全く無いので、海外旅行に行く人は『持っていないと損』なレベルです。
▼エポスカード公式サイトはこちら
第2位:ジャックス横浜インビテーションカード

- 年会費:永年無料
- 海外旅行保険:自動付帯
- 傷害・疾病治療費:傷害200万円、疾病治療200万円
- キャッシュレス診療:対応
- 家族特約:なし
- 家族カード発行:3枚まで発行可
- ショッピング・プロテクション:あり
- その他:賠償責任2000万円(免責なし)、携行品損害20万円(免責3000円)、J’sコンシェルで日産レンタカー20%オフ
第2位は、ジャックス横浜インビテーションカード(通称:ハマカード)です。
ハマカードのメリットは、年会費無料カードの中で国内2番目に手厚い『傷害・疾病治療費』です。
第1位のエポスにはない特典として、家族特約はないですが家族カードを発行することで18歳以上の家族にも同じ保険が適用されます。
ショッピング・プロテクション(買い物補償)もあるので、海外での買い物でも安心です。また、日産レンタカーが基本料金より10~43%OFFになるなど、優待もばっちりです。
▼ジャックス横浜インビテーションカード公式サイトはこちら
第3位:JCB EIT

- 年会費:永年無料
- 海外旅行保険:自動付帯
- 傷害・疾病治療費:傷害100万円、疾病治療100万円
- キャッシュレス診療:対応
- 家族特約:なし
- 家族カード発行:不可
- ショッピング・プロテクション:あり
- その他:賠償責任2000万円(免責なし)、携行品損害20万円(免責3000円)、JCBプラザ利用可能
第3位は、JCB EITカードです。
『傷害・疾病治療費』は100万円まで自動付帯なので、保険用のサブカードとして持っていると安心ですね。
保険の補償範囲は本人のみです。18歳以上の人はそれぞれカード発行する手間がかかるのが難点ですが、年会費無料で100万円分の保険に加入できるので良しとしましょう。
また、JCBカードなので海外のJCBプラザを利用できます。
私もグアム旅行でJCBプラザを利用しましたが、対応もとっても日本語で現地のおすすめレストランの相談や予約ができて便利でしたよ!
JCBカードを持っていない方なら1枚は持っておくと良いですね。
▼JCB EIT 公式サイトはこちら
第4位:REXカード

- 年会費:永年無料
- 海外旅行保険:自動付帯
- 傷害・疾病治療費:傷害200万円、疾病治療200万円
- キャッシュレス診療:対応
- 家族特約:なし
- 家族カード発行:可
- ショッピング・プロテクション:なし
- その他:還元率1.25%、賠償責任2000万円(免責なし)、携行品損害20万円(免責3000円)
第4位は、REXカードです。
『傷害・疾病治療費』は200万円まで自動付帯なので、保険用のサブカードとして持っていると安心ですね。
保険の補償範囲は本人のみです。家族カードは発行可能なので18歳以上の家族には追加で発行しておきましょう。
還元率が常に1.25%と高還元なのでメインカードとしても十分使えますが、ショッピング・プロテクションがないのが少々残念です。
▼REXカード 公式サイトはこちら
第5位:セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カード

- 年会費:初年度無料(翌年以降3000円、25歳以下は年会費無料)
- 海外旅行保険:自動付帯
- 傷害・疾病治療費:傷害300万円、疾病治療300万円
- キャッシュレス診療:対応
- 家族特約:なし
- 家族カード発行:可
- ショッピング・プロテクション:あり
- その他:永久不滅ポイント、賠償責任3000万円(免責なし)、携行品損害30万円(免責3000円)
第5位は、セゾンブルー・アメリカン・エキスプレスカード(セゾンブルーアメックス)です。
初年度年会費無料のアメリカン・エキスプレス・カードですが、特筆すべきは26歳までずっと年会費無料で持てることです。
しかも、旅の保険や優待に手厚いアメックスらしく、傷害300万円、疾病治療300万円とゴールドカードまたはプラチナカードクラスの補償額が用意されています。
しかも自動付帯なんて、凄すぎます。25歳までは絶対に持っておいたほうがいいカードですね。
家族特約が無いのは残念ですが、家族カードで18歳以上の補償は対応可能です。
ちなみに、26歳以上の方は年会費3000円がかかってくるので、次にご紹介する『ミライノカードGOLD』のほうが同じ年会費3000円で補償が手厚い(補償額高い・家族特約あり)ので、そちらがおすすめです。
▼セゾンブルーアメックス 公式サイトはこちら
第6位:ミライノカードGOLD

- 年会費:3000円
- 海外旅行保険:自動付帯
- 傷害・疾病治療費:傷害500万円、疾病治療500万円
- キャッシュレス診療:対応
- 家族特約:あり(傷害250万円、疾病治療250万円)
- 家族カード発行:不可
- ショッピング・プロテクション:あり
- その他:賠償責任5000万円(免責なし)、携行品損害50万円(免責3000円)、JCBプラザ利用可能
第5位は、ミライノカードGOLDです。
年会費が初年度から3000円かかってしまいますが、補償内容はプラチナカードに匹敵します。
なんと、本人の傷害500万円、疾病治療500万円、家族特約で傷害250万円、疾病治療250万円(子供、配偶者、同居の親までOK)の補償が自動付帯となっています。
ただ、家族特約の補償額をもっと重視する人には、次にご紹介するセゾンゴールドアメリカン・エキスプレスカード(本人・家族ともに傷害300万円、疾病治療300万円)がおすすめです。
とはいっても家族特約の250万円という補償額も十分高いですし、年会費を安くしつつ家族の補償までつけたい方には、ミライノカードGOLDが一番おすすめですね。
また、ミライノカードGOLDはJCB専用カードです。
海外にあるJCBカード会員専用ラウンジ(JCBプラザ)では、日本語で現地のおすすめレストランの相談や予約ができて超便利です。
年会費は3000円かかりますが、旅先での保険やグルメ・ショッピングどれも手厚いサポートから考えてもかなりお得なJCBカードだと思います。
* 9月限定で初年度年会費無料キャンペーン実施中です。申し込むなら今がチャンス!
▼ミライノカードGOLD 公式サイトはこちら
第7位:セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード

- 年会費:初年度無料(2年目以降は1万円)
- 海外旅行保険:自動付帯
- 傷害・疾病治療費:傷害300万円、疾病治療300万円
- キャッシュレス診療:対応
- 家族特約:あり(傷害300万円、疾病治療300万円)
- 家族カード発行:可
- ショッピング・プロテクション:あり
- その他:賠償責任3000万円(免責なし)、携行品損害30万円(免責3000円)、海外アシスタントデスク、空港ラウンジサービス、手荷物無料宅配サービス
第7位は、セゾンゴールドアメリカン・エキスプレスカードです。
初年度年会費無料、2年目以降は1万円かかりますが、補償内容は本人・家族ともに傷害300万円、疾病治療300万円の補償が自動付帯となってあり、この補償額はプラチナカードに匹敵します。
さすがアメックスらしくトラベルサービスも充実しており、海外アシスタントデスク、空港ラウンジサービス、手荷物無料宅配サービスが利用できます。
特に注目なのが手荷物無料宅配サービスです。これは『帰国時にスーツケース1個を無料で自宅まで届けてくれる』というものです。
海外旅行から帰国したときはお土産などで荷物も増えて大変ですよね。子供連れの家族ならさらに大変です。そんなとき持ち運ぶスーツケースが1つ減ったら疲労感が段違いです。海外旅行へ家族で行くなら、ぜひ利用したいサービスです。
セゾンゴールドアメックスは、年1回以上、18歳未満の子供を連れて海外旅行に行く家庭なら作っておいて損はないでしょう。
今回ご紹介したカードの中では年会費1万円と高額ですが、プラチナカードと同等の補償額やで得ることができると考えたら安いと思います。
▼セゾンゴールドアメックス 公式サイトはこちら
第8位:UCSカード

- 年会費:年会費無料(保険の年会費1000円)
- 海外旅行保険:自動付帯
- 傷害・疾病治療費:傷害100万円、疾病治療100万円
- キャッシュレス診療:なし
- 家族特約:あり(傷害100万円、疾病治療100万円)
- 家族カード発行:可
- ショッピング・プロテクション:あり
- その他:家族カードの保険にも家族特約がついている、賠償責任2000万円(免責なし)、アピタ・ピアゴで5%OFF感謝デー
第8位は、UCSカードです。
カード自体の年会費は無料ですが、海外保険を自動付帯にするには年会費1000円の『UCS旅とくプラス』に加入する必要があります。
年会費1000円かかっても補償内容は傷害100万円、疾病治療100万円とごく普通ですし、キャッシュレス診療も付帯していません。
ですが、UCS旅とくプラスには他のカードにはない特徴があります。
それは『家族カードも家族特約100万円の治療補償がついている』ことです。
つまり、本カードと家族カードの両方でUCS旅とくプラスに加入すると、家族特約の補償額が『本カード100万円+家族カード100万円=200万円』となるので、合計200万円の傷害・疾病治療費を、18歳未満を含む家族全員にかけることができるんです。
合計2000円の年会費で、18歳未満の家族にも200万円の補償額が自動付帯するカードはそうありません。
UCSカードはミライノカードGOLDやセゾンゴールドアメックスの補償額を上乗せするサブカードとして持っていると、とても優秀なカードになります。
しかも、UCS旅とくプラスは解約・契約も自由に選べるので、海外旅行に行く年だけ契約しておけば無駄な年会費を払う必要もありません。
▼UCSカード 公式サイトはこちら
2.おすすめのクレジットカードの組み合わせは?

2-1.個人旅行の場合
個人旅行の場合、ほとんどのケースでクレジットカードの保険があれば医療費対策は大丈夫です。
エポスカード・ハマカード・JCB EIT・REXカードを組み合わせると、最大『700万円』の医療補償が自動付帯となり、これでほとんどの海外旅行をカバーできます。26歳以下なら、セゾンブルーアメックスも選択肢に入りますね。
ただ、アメリカ(アメリカ本土・ハワイ)に行く場合は、医療費が1000万円を超えるケースがあるので1000~2000万円の補償を用意しましょう。
アメリカ旅行では、エポスカード・ハマカード・JCB EIT・REXカード『700万円』+海外旅行保険『1000~1500万円』=『1700~2200万円』の補償を用意すれば完璧です!
2-2.家族旅行の場合
家族旅行の場合は、旅行者の年齢が重要です。
旅行者全員が18歳以上なら、上記の個人旅行と同じように必要なカードをそれぞれ準備すれば大丈夫ですね。
工夫が必要なのは、18歳未満の子供を連れて家族旅行する場合です。
・年会費を最も安くするなら
18歳以上の本人・家族には、エポスカード(本人カード×人数分)+ハマカード(本人・家族カード)+JCB EIT(本人カード×人数分)+REXカード(本人・家族カード)で最大『700万円』の補償を用意できます。これだけ補償があって年会費無料です。
そして、18歳未満の子供用には海外旅行保険かけると費用を一番抑えることができますね。
・なるべくカードの枚数を減らしたい場合
ハマカード(本人・家族カード)+ミライノカードGOLD+UCSカード(本人・家族カード)で『本人900万円・家族650万円(18歳未満の家族450万円)』の補償が手に入ります。
これで年会費は、ミライノカードGOLD(3000円)+UCSカード(本人1000円+家族1000円)=5000円です。
家族の補償を手厚くしたい方は、ハマカード(本人・家族カード)+セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード+UCSカード(本人・家族カード)で『本人・家族:700万円(18歳未満の家族500万円)』の補償にする方法もあります。
年会費はセゾンゴールドアメックス(10,000円)+UCSカード(本人1000円+家族1000円)=12,000円です。
そして、18歳未満の子供用にも上記の補償額が適応されるので、アメリカ以外はこの補償額でほぼ十分ですね。
・クレジットカードの特典や優待も重視したい場合
海外旅行での海外アシスタントデスク、空港ラウンジサービス、手荷物無料宅配サービスも充実している、セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードを中心に選びましょう。
ハマカード(本人・家族カード)+セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード+UCSカード(本人・家族カード)で『本人・家族:700万円(18歳未満の家族500万円)』の補償にする方法がベストですね。
これで年会費は年会費は、セゾンゴールドアメックス(10,000円)+UCSカード(本人1000円+家族1000円)=12,000円です。
そして、18歳未満の子供用にも上記の補償額が適応されるので、アメリカ以外はこの補償額で十分です。
・アメリカ(アメリカ、ハワイ)に行く場合
繰り返しになりますが、アメリカに行く場合は上記のクレジットカード保険に海外旅行保険(1000~1500万円の傷害・疾病補償のもの)を追加しましょう。
3.まとめ ~海外旅行補償自動付帯のカードを上手に使おう~
クレジットカードの保険を上手に組み合わせると、意外なほど多くの補償額をまかなうことができました。
それにクレジットカードの契約は一度で良いので、海外旅行ごとに保険の加入手続きする面倒な契約作業からも開放されますね。
もちろん、クレジットカードの保険でお得になる場合と、海外旅行保険のほうが良い場合があありますが、少なくとも海外旅行保険にかける費用を減らすことは誰でもできると思います。
それでは、お得に海外旅行を楽しみましょう!
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