『ケンケン!』子供の変な咳はクループ症候群かも?原因や症状、治療法を解説します

「ケンケン!」といった、犬やオットセイが吠えるような咳をずっとしていませんか? 子供がそんな変な咳をしていたら、要注意!

 

それは『クループ症候群』かもしれません。

 

『クループ』って、なんか可愛らしい病名ですけど、重症の場合、呼吸困難になって死亡するリスクもある病気なんです。

そんなクループ症候群の原因や症状、治療法をまとめました。

 

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1.クループ症候群とは

クループとは、のどの奥から気管のはじめまでの部分(咽頭)を中心として炎症が起きることで気道が狭くなり、呼吸が苦しくなる病気です。

まずは、クループ症候群の原因と症状を解説します。

1-1.原因

クループ症候群の原因には、ウイルスや細菌感染、アレルギーがあります。

生後3ヶ月~6,7歳の子供に多く見られます。

 

① ウイルス性

ウイルス

ウイルスを原因とするクループ(ウイルス性クループ)は、クループ症候群の中でもっとも頻度が多いとされています。

原因ウイルスはパラインフルエンザウイルス 、インフルエンザウイルス、RSウイルスなどがあります。

ウイルス性の場合、症状の進み方は比較的ゆっくりと言われています。

 

② 細菌性

細菌

細菌を原因とするクループ(細菌性クループ)は、頻度としては少ないですが、発症すると急激に症状が悪化する場合があります。

特に『インフルエンザ菌b型(ヒブ)』による『急性咽頭蓋炎』は、発症すると重症の呼吸困難を引き起こすことがあるので注意が必要です。

 

③ アレルギー性

夜中咳が出る

アレルギーなどが原因で発症する、痙(けい)性クループがあります。

夕方から夜中にかけて突然クループ症状が出るのが特徴で、1~3歳に多いとされています。

日中になると症状が回復するのも痙性クループの特徴です。

 

1-2.症状

泣く赤ちゃん

クループ症候群は、咽頭を中心に気道が腫れて狭くなるので、空気を十分に吸い込めなくなります。

そのため、喉を痛がったり、『ヒューヒュー』『ゼイゼイ』する呼吸、かすれた声になったり、『ケンケン!』といった犬やオットセイの泣き声のような咳がでるようになります。

夜や明け方に急に症状がでることが多く、発熱することもあります。

注意が必要な症状(入院が必要)

  • 息を吸う時に、喉の付け根や胸をへこませる呼吸をする
  • 脈がとても早い
  • 顔色や唇の色が紫色になる
  • 水が飲めず、口を開けて舌を出した状態でよだれが出る
  • 起き上がって、頭を後ろにそらし、口を開けてあえぐような呼吸をする

これらの症状がある場合は、すぐに病院へいきましょう!

重症の場合、窒息する可能性があるので、専門的な治療が必要です。

 

2.クループ症候群の治療法

寝込む子供

クループ症候群になってしまったら、安静にすることが第一です。

 

クループ症候群では咽頭が炎症を起こしているため、乾燥などの少しの刺激で咳こんでしまいます。

加湿をすることで呼吸が楽になるので、家庭では加湿器を使ったり、洗濯物を室内に干すなどして、部屋の湿度を上げるよう工夫しましょう。

 

寝かせるときは、背中にクッションなどを入れて上半身を起こしてあげることで、呼吸が楽になります。

入院が必要な場合、酸素投与、ステロイド投与、抗菌薬治療を行います。

 

3.クループ症候群はうつる?

クループ症候群の症状自体は他人にうりませんが、原因となるウイルスや細菌はうつる可能性があります。

発熱があったり、症状が出ている間は、外出などは控えたほうがいいでしょう。

 

4.クループ症候群の予防法は?

クループ症候群の原因の1つである『インフルエンザ菌b型(ヒブ)』は、ヒブワクチン接種による予防接種を受けることで感染を予防できます。

 

ヒブを原因とする急性咽頭蓋炎は重症化する可能性があるので、ちゃんと予防接種を受けることが大切ですね。

その他のウイルスに対しては、決まった予防法がありません。手洗いうがいをしっかりして、周囲からの感染を予防しましょう。

 

5.まとめ

クループは、呼吸困難などを引き起す可能性のある病気です。

子供が咳をしていたら、その咳がいつもと同じかどうかよく観察することが重要です。

もし、変な咳をしているな~って思ったら、ひどくなる前に早めに病院へ受診しましょうね。

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